子どもたちに「そこにいていいんだよ」と語りかけている

お芝居を通じて、私は子どもたちに「そこにいていいんだよ」と、いつも語りかけています。いじめにあったりすると、いろんなことを考えて、自分のことを消したくなることもでてきますね。そんなときに、同じ人は一人としていないのだから、人と違う自分でいいと思える心をもってほしいです。誰に何を言われても、自分が居たかったらそこにいていいし、それが保障されないといけないと思います。子どもたちの日常でも、つらいことや悲しいことがありますが、せめて自分だけでも自分のことを好きになって大事にしないとつらくなってしまうよと思いますね。だから「そこにいていいんだよ」と本当に思います。

劇団を作った小百合葉子先生も、夢をかなえようとして何度もつらい目にあって挫折を味わいました。そんなとき、人に踏みつけられても次の日には元気に咲いている、強くてたくましいたんぽぽの花を見て、頑張ろうと思ったんですね。それで自分が作った劇団に「たんぽぽ」という名前をつけました。お芝居を見た子どもたちが、人の痛みを感じられて、生きるちからのあふれる人に育ってほしいと思っています。

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