「LiveHouse浜松窓枠」上嶋さんがつないでくれた遠州の元気のバトン、今回は遠州人なら誰もが知っている「劇団たんぽぽ」代表の上保(かみほ)さんに話をうかがいました。全国的な自粛で学校が休校となり、劇団の支えである「子どもたちへお芝居を見せる場」を失ってしまい大変な状況となっています。取材当日は上嶋さんも同席いただき、劇団のこれまでの歩みや、子どもたちへお芝居で伝えたいこと、存続にかける想いなどを語っていただきました。

劇団たんぽぽ代表 上保節子さん

子どもたちにお芝居を見せられないのが悲しい

「劇団たんぽぽ(以下、たんぽぽ)」ができて今年で73年目になります。現在の劇団員は34名です。公演日数は多いときで年間600日ぐらいでした。でも、最近は半分の350日ぐらいです。今は、3班に分かれて全国公演をしております。

私たちのような劇団は、全国で160団体ぐらいあります。最近は減っていますが、人数の多い学校だけ公演する、というところもあります。ですが、私たちは地元の劇団として、大きな学校だけではなく、山間部の小さな学校まで隅なく周っています。県内はもちろん、北海道から沖縄まで、子どもがいるところなら、どこへでも出かけていきます。もちろん、私たちのお芝居を楽しみに待っていてくれる子どもたちがいるからです。

私たち「たんぽぽ」は、今まで子どもたちからの入場料のみで成り立ってきています。私も小さなとき、15円とか30円を握りしめて、「たんぽぽ」のお芝居を楽しみに観にいった一人なんですよ。お芝居を観たあとは「たんぽぽごっこ」をして遊んでいたものです。 

そして今、「コロナ」がはびこって、なかなか消えてくれません。影響が出始めたのは2月の中頃からです。幼稚園・小学校・中学校と、2月・3月・4月・5月の公演が、すべてキャンセル・延期となりました。6月も三分の一に減ってしまいました。

ですから、今学校が休校となってしまい、子どもたちにお芝居を観てもらえないのが残念です。悲しいですね。

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